★生き物達の目★ | |
◆目が回らないふくろうの目◆ フクロウは夜エサを取るために、メガネザルのように大きな 目玉をもっています。それもあまり大きいので、眼窩の中で 回転できないほどです。そのため、頭をぐるぐると回転させな がら、獲物を追いかけます。フクロウの目は夜間は非常に 敏感で、人間の目ではとらえられないような暗い光の中でも ものの形をはっきりと見分ける事が出来ます。人間がたとえ 、目を皿のようにしても、フクロウにはとてもかないません。 |
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◆極度の近視眼であるクモの目◆ クモの目は単眼ですが、ふつう背中にそって房のように並ん でついています。それで、1つの目から次の目へと順々に通 過して行く像の運動をとらえます。しかしクモは極度の近視で 30cm以上離れると、まったくものが見えなくなります。もっと も、網をはって、エサがかかるのをじっと待っているだけですか ら、視覚はそれほど必要ないのかもしれません。 |
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◆両目が別々に動くカメレオンの目◆ カメレオンはトカゲの1種でちょっとこわい感じの動物ですが、 この目はひじょうに機能的で、天上天下を1望したり、前後、左 右を1度に見渡したり、その動きは自由自在です。ちょうど両目 とも砲塔のように、思い思いに回転し、獲物を探し当てます。 エサが見つかると、近くの鋭い両眼で照準を合わせ、目にもと まらぬ早わざで長い舌を出し、ペロリと捕らえます。 ・ |
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◆360度見わたせるサカナの目◆ 魚は普通頭の左右に目が1つづつありますが、種類によって は、上向き、下向き、横向きなどいろいろです。たとえば成長 したヒラメは上向きで、片側に2つ目があります。また「出目金」 は、品種改良の結果上向きなった目です。 ところで魚の水晶体は丸く、ほとんど球のような形をしていて、 360度の視界をみわたせるようになっています。しかも海底 1500メートルも深いところに住んでいる魚の目は、暗い海中 で、たくさんの光を集めなければならないので、とびだしている 場合もあります。足の裏などによくできる”ウオノメ”は、たぶん こんな、ところからでた名前かもしれません。 ・ |
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